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生命の音楽室付属倉庫

「生命の音楽室」 http://musicroomoflife.okoshi-yasu.com/ の広報担当、音原低二のブログです。 たまりにたまった余分知識の掃き捨て場として、「倉庫」とさせていただきました。

吹奏楽コンクールその2

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吹奏楽コンクールその2

音原です。2ヶ月くらい空きましたがお元気でしょうか。
私は先月頭の某団体での選曲会議で自分の曲を推し、「プロの曲じゃないから却下」と曲の内容完全無視の意見で一蹴され、しばらく鬱ってました。もう自分の曲は推しません。

本日は吹奏楽コンクール全国大会ですね。
私の最高成績は過去にも書いたとおり、支部大会銅賞です。全国には実は聴きにも行ったことがありません。
それを踏まえて。
見返せば似たような記事がありましたが。

私自身は、コンクールについてはやり方を改めるべきだと思っています。
まず一つ目。
・審査員
審査員については、知っている限り吹奏楽関連の楽器のプロ奏者、あるいは作曲家、編曲家が選ばれています。これを、吹奏楽とは縁のないような音楽家(たとえばピアニスト、弦楽器の奏者など)をお呼びするのはどうでしょう。「吹奏楽は狭い世界」と呼ばれてしまっているようですが、こういったところから広げるのはどうでしょうか。
続いて。
・課題曲
課題曲自体には賛成です。しかし、その中身はどうでしょうか。よく「いつものマーチ」と呼ばれる曲がある、曲のクオリティがどうこう(それこそ「プロじゃない人の曲が通る」ですね)、など言われます。
私も課題曲に応募しようとしたことがありますが(その時は難易度が上がりすぎて途中であきらめた)、そのときの規約にあった「始めて3ヶ月の人にも~」と言う文章が達成できているのか怪しい曲が多いですね。具体的には、Euphoniumの譜面にたまに出るチューニングBbの長6度上のG音、バリトンサックスのチューニングBbの完全5度下Eb音やそれより下の音、などなど。バリトンサックスに至っては付属の音域表に従うとBb音階が吹けず(実際には音域表を全体的に上に拡張してずらした方が音が出やすいですし鳴りやすいです)、初心者にできるか怪しい譜面となっていることがほとんどです。
毎年公募するのは良いですが、それよりも曲のクオリティを重視すべきではないでしょうか。毎年委嘱するようになったようですのでマシにはなるのか…
最後に。
・選曲
これだけはほぼ演奏者側の問題です。例のカット問題もありましたが、それよりも、難しすぎる曲を無理して選んでいませんか?バンドに合った曲を選べていますか?
演奏会などであえて難曲に挑戦すると言うのはわかりますが、むしろ曲の完成度を高める方がよいと思います。
一概に難易度が高い曲と言っても、技巧的に難しい曲もありますし、技術以上に曲自体の理解を求められる曲(「きみは林檎の樹を植える」はその例でしょう)、ハーモニーをあわせるのが大変な曲、などなど。同じような曲でも「このバンドには序曲Aは得意で序曲Bはむいて居なさそうだけどあのバンドはその逆だ」と言うこともあるでしょう。
そして、カット。カットしてまで宇宙の音楽やりたいですか?カットしてまでワインダークシーやりたいですか?私は否です。カットするくらいならノーカットでできる曲を探します。

このあたりでしょうかね。あとは前回どおり「音楽を楽しむ」ことでしょうね。

P.S.私はもうおそらくコンクールに出ることはないでしょう。でも、コンクールと言う場で競うと言うのもひとつの音楽としていいのではないでしょうか。
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音原低二
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